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まさかのクロムハーツとのコラボ!ラッパーのドレイクが内外装ワンオフ「クロムハーツ仕様」ロールスロイス・カリナンを披露
■傾く人生 歌舞伎道 銀座・成田屋のトピックス
様々なコラボを行ってきたクロムハーツだが、自動車とのコラボははじめて見た
さて、カナダ出身のラッパー、ドレイクが「クロムハーツとのコラボレーションによってカスタムされた」ロールスロイス・カリナンを公開。
一見するとさほど手が入っているように見えないものの、フロントバンパーやロワーグリル、フェンダー、サイドギルやサイドステップなど「一通り」手が入っているようです。
さらにはクロムハーツならではの加飾も施されており、ここでその内容を見てみましょう。
細部に至るまで手を抜かないカスタム
今回のカスタムにあたってはサードパーティ製の市販カスタムパーツを「ポン付け」したのではなく、多数のワンオフパーツが使用されている模様。
たとえばホイールはクロムハーツの「クロス」をモチーフとしたもので、センターにはクロムハーツのロゴ入り。
ホイール外周には「FUCK YOU」と彫られるなど、ドレイクらしさも見られます。
フード上のオーナメントは「スピリット・オブ・エクスタシー」からクロムハーツのクロスを組み合わせたものへ。
その真髄はインテリアにあった
そしてこのロールスロイス・カリナンのカスタムの真価はインテリアにこそあるようで、「クロムハーツ仕様へ全張替え」。
ダッシュボードからシート、センターコンソール、ドア内張りに至るまで「いかにもクロムハーツな」重厚な仕上げが施されています。
リアシートも「フル」クロムハーツ。
シートバックもクロムハーツ、そしてルーフは「スターライト」。
かつてカール・ラガーフェルドは「男が身につけていいアクセサリーはクロムハーツのみ」だと語っていましたが、とにかく高価なのがクロムハーツの特徴の一つ。
ぼくもいくつか持っているものの(ポルシェ911のキーホルダーとしても使用していた)、ライオンハーツやマーズなど「クロムハーツ後」に誕生した同様のアクセサリーブランドの製品に比較すると、同じシルバー製であっても「硬度や美観の維持という点において」全く異なる次元の品質を発揮しており、さすがに高いだけのことはある、と考えています。
市販されるクロムハーツ製品の価格を考慮すると、このカスタムにいったいいくらかかったのかはわかりませんが、もしかすると「1000万円」を軽く越えているのかも。
なお、今回のコラボレーションにあわせて純銀製のフェイスローラー、ゴールドのキーリング、テディベアも制作されているといい、ドレイクが「お金に糸目をつけていない」ことは間違いなさそうですね。
今回のコラボレーションに際し、クロムハーツの共同オーナーであるローリー・リン・スターク氏は「10年経った後でも、人々に記憶されるような作品にしたかった」と語り、「限られた数しかないからこそ、所有することに意義がある」とも述べています。
そして、「外装よりも内装にお金をかけた」、つまり持ち主にしか味わえない満足感に費用を投じたロールスロイス・カリナンは今後にわたり高い価値を発揮するのかもしれません。